バイオマス発電所について

今週もよろしくお願いします。
よろしくお願いします!
環境に優しい発電方法はどんなことですか?
有名どころは、太陽光発電や風力発電などありますね。
ふむふむ。
今週お話しするのは、バイオマス発電です。
うんうん、バイオマス。
なんでしょう?
バイオマスとは、植物や動物などの生物から生まれた資源のことで、
何度も生産して再生可能なエネルギーなんです。
んー、つまり、どういうことです?
植物などから生まれた再生可能なエネルギー?
なんじゃらほい。
生ゴミや家畜の糞尿を発酵させて
メタンガスを発生させて燃料にしたり、
廃材をチップにしたり。
ん?つまりそれらを燃やすってことですか?
はい。そうです。
ちょいちょい!!
燃やすなら火力発電やんかいさ!
発電時に、二酸化炭素は発生しますが、
大気中の二酸化炭素は増えてないんですよ。
とんち?
違いますよ。
燃やす燃料が育つ過程で光合成を行うことで
二酸化炭素を吸収していますので、
差し引きすると二酸化炭素は増えてないという考え方です。
んー、わからなくはないかなー。んー。
このような考え方を「カーボン・ニュートラル」と言います。
あ!甘いものを食べたら、
ランニングしてチャラにする考え方と同じかー。
はい、一緒ですかね。
ま、走らないときもあるんですが。
では、全然違います!キッパリ。

バイオマスエネルギー

化石資源を除く動植物に由来する有機物でエネルギー源として利用可能なものを指します。カーボン・ニュートラルの考え方からCO2を排出しないものと扱われています。
廃棄物を燃料とするバイオマス発電は、廃棄物の再利用や減少につながり、循環型社会構築に大きく寄与します。家畜排泄物、稲わら、林地残材などを利活用することにより、農山漁村の自然循環環境機能の持続的発展を図ることが可能となるなど、多くの特徴があります。しかし、資源が広い地域に分散しているため、収集・運搬・管理の高コストが課題です。

バイオマス

バイオマスの語源は生物を表す「バイオ」とまとまった量を意味する「マス」を合成してつくられた言葉です。エネルギー栄養やマテリアル利用ができる程度にまとまった生物起源による物質という意味です。

カーボン・ニュートラル

二酸化炭素の増減に影響を与えない性質のことです。植物などの生物に由来する燃料を燃焼させると二酸化炭素が発生するが、その植物は生長過程で光合成により二酸化炭素を吸収しており、ライフサイクル全体で見ると待機中の二酸化炭素を増加させず、収支はゼロになるという考え方のことです。

今日も一つ、環境に関する知識が増えましたね。