マイクロプラスチック対策の取り組みについて
増え続けるマイクロプラスチックについて先週ご説明しました。
海中生物にも、人間にも多大な悪影響を与えている
マイクロプラスチック問題の対策を説明してください!
マイクロプラスチック問題の対策を説明してください!
消滅しないプラスチックゴミ
プラスチックゴミの分解によって生じる二次マイクロプラスチックは一次マイクロプラスチックよりはるかに多量です。微粒子やナノ粒子の環境放出量が増え、破砕するプロセスが時とともに無限に増えているためです。消え去るまでには数百年とかかるでしょう。
まずはプラスチックゴミは分解されないということの復習をさせてください。
プラスチックゴミは簡単に無くならないので増える一方ですね。
はい。そうなった時に大切なのは減らすことと増やさないことです。
減らすことは、なかなか難しいので、増やさないことに注力しましょう。
減らすことは、なかなか難しいので、増やさないことに注力しましょう。
カリフォルニアでレジ袋有料
カリフォルニア州のスーパーや日用雑貨品店、薬局では2015年7月1日以降、コンビニエンスストアや酒店では2016年7月1日以降から、無料のビニール袋がもらえなくなります。買い物時に袋を持っていない場合には、紙袋か再利用レジ袋を10セント(約11円)で買わなければならなくなります。
実は、レジ袋の有料化は、既にカリフォルニア州のロサンゼルスやサンフランシスコでは始まっています。カリフォルニア最大の2都市で有料化が軌道に乗っていることから、カリフォルニア全体に有料化を広げるのでしょう。
実は、レジ袋の有料化は、既にカリフォルニア州のロサンゼルスやサンフランシスコでは始まっています。カリフォルニア最大の2都市で有料化が軌道に乗っていることから、カリフォルニア全体に有料化を広げるのでしょう。
日本でもレジ袋の有料化を行っているスーパーありますね。
そうですね。マイバックを習慣づけるといいですね。
ストローレスのスターバックス
スターバックスやタリーズコーヒーの発祥の地として知られるアメリカのシアトルで、ユニークなキャンペーンが開始されました。
その名も『ストローレス・イン・シアトル』は、プラスチックのストローを「使わない」というキャンペーンです。
海洋生物の保護活動を行っている『Lonely Whale』が開始したこのキャンペーンには、シアトル空港やシアトルマリナーズのホームスタジオである『セーフコ・フィールド』をはじめとした、数多くの団体が参加。
すでにシアトル市内の一部の施設では、プラスチックのストローの提供を止めたり、土に還る生物分解性の紙ストローに切り替えたりといったアクションを起こしています。
その名も『ストローレス・イン・シアトル』は、プラスチックのストローを「使わない」というキャンペーンです。
海洋生物の保護活動を行っている『Lonely Whale』が開始したこのキャンペーンには、シアトル空港やシアトルマリナーズのホームスタジオである『セーフコ・フィールド』をはじめとした、数多くの団体が参加。
すでにシアトル市内の一部の施設では、プラスチックのストローの提供を止めたり、土に還る生物分解性の紙ストローに切り替えたりといったアクションを起こしています。
あのスターバックスでプラスチックストローの提供をやめた店舗があるんですね。
世界的に有名な会社がすると注目を集めるので、いろいろな効果がありそうです。
日本では1次マイクロプラスチック対策も
スクラブ洗顔料、歯磨き剤などに使われる微細なプラスチック粒「マイクロビーズ」についても報告がありました。2015年12月には米議会で使用を禁止する法律が成立。2016年3月には、日本化粧品工業連合会が傘下企業に「スクラブ製品におけるマイクロプラスチックビーズの使用の中止を呼びかける文書」を発信しました。岸村さんは「花王は2016年末までに全廃することを5月に発表し、ライオンは2000年以降使っていないそうです。サンスターも一切使っていないそうです。マイクロビーズは、大手を中心に使用をやめる方向にあります」と現状を報告しました。
日本でもスクラブ系の商品にプラスチックを使用しないようにしたりしています。
日本、世界各国でいろいろな試みが行われていますね。
はい。世界中で意識が変わってきていると思います。
そんな中、2016年にスイスで開催された「世界経済フォーラム」で、
ショッキングなことが発表されました。
そんな中、2016年にスイスで開催された「世界経済フォーラム」で、
ショッキングなことが発表されました。
プラスチックゴミが魚の数を超える
「現状が続くならば、海洋に漂うプラスチックごみの量は2025年までに魚3トンにつき1トンの比率にまで増え、2050年には魚の数を上回る」と警告している。
あわわ。2050年ってそんなに先じゃないですよ!
かなり危機的状況で、現時点から考え方を変えないといけないですね。
プラスチックゴミをエネルギー化
超高温による加水分解(気化)の仕組みを開発中で、摂氏1200~1400度、無酸素でごみを焼却する炉のある試作設備を持つ。プラスチックは超高温の環境下では瞬時に合成ガスに変化する。ガスは主に水素、一酸化炭素、二酸化炭素による化合物で燃えやすく、タービンを動かしたり電気の生成に使ったりできるという。
「5トン設備で、年間1680トンのプラスチックごみを3500メガワット時のエネルギーに変えることができる。島の2千世帯の電力をまかなうのに十分な量だ」とシメオニ氏は語る。
「5トン設備で、年間1680トンのプラスチックごみを3500メガワット時のエネルギーに変えることができる。島の2千世帯の電力をまかなうのに十分な量だ」とシメオニ氏は語る。
プラスチックゴミをエネルギーに変えるという
夢のようなプロジェクトが計画されているそうです。
夢のようなプロジェクトが計画されているそうです。
夢のような話ですね!
これで世界中でプラスチックゴミを取り合うようになったら綺麗になるのですが。
これで世界中でプラスチックゴミを取り合うようになったら綺麗になるのですが。
そうなって欲しいですね。すぐすぐは難しいと思うので。
プラスチック購入前に一考してみては
ほんの少しの利便性のために、将来の人類につけ(汚染)を残してよいのでしょうか?ペットボトルの飲みものを買う前、コンビニでプラ弁当箱入り弁当を買う前、スーパーでレジ袋をもらってしまう前に、もう一度、それがほんとうに必要なのか?環境汚染・環境負荷の少ない代替物はないのか?と考えていただきたいと思います。
プラスチックを購入する前に、
本当に必要か一考してみると無駄なプラスチックゴミが出なくなるかもしれませんね。
本当に必要か一考してみると無駄なプラスチックゴミが出なくなるかもしれませんね。
はい、今月のラジオで意識が変わりました。
危機感が出てきました!お魚好きなんで。
危機感が出てきました!お魚好きなんで。
- 出典
-
- http://jp.oceans.taraexpeditions.org/env-%E7%92%B0%E5%A2%83%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%83%E3%82%AF%EF%BC%9A-%E4%B8%8D%E5%B9%B8%E3%81%AA%E6%B5%B7-microplastic/
- http://moneystep.co/archives/282
- https://grapee.jp/402438
- http://mainichimediacafe.jp/eventarc/1033/
- http://www.afpbb.com/articles/-/3074016
- https://www.swissinfo.ch/jpn/society/%E6%B5%B7%E6%B4%8B%E3%81%94%E3%81%BF%E8%AA%BF%E6%9F%BB-%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B9-%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC-%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC-_%E6%B5%B7%E3%81%AE%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%94%E3%81%BF%E3%82%92%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E5%8C%96-%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%81%AE%E7%92%B0%E5%A2%83%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E5%9B%A3%E4%BD%93%E3%81%8C%E8%A8%88%E7%94%BB/42061004
- http://pelletwatch.jp/micro/
- 1マイクロプラスチックについて
- 2マイクロプラスチックの生物への影響は
- 3マイクロプラスチックの発生源は?
- 4マイクロプラスチック対策の取り組みについて