2017年9月15日 第50回放送 「ワクチンのないデング熱、自己予防をしっかりと」を分かり易く解説!

検索キーワードは「ワクチンのないデング熱、自己予防をしっかりと。」

今回取り上げるニュースはこれ

ブラジルでデング熱対策 細菌に感染させた蚊を大量に放出 – ライブドアニュース

フィオクルーズ研究所(Fiocruz Institute)の研究員らは記者団の前で、共生細菌「ボルバキア」に感染させたネッタイシマカを大量に放虫した。狙いは、繁殖によってこの細菌が拡散され、デング熱やジカ熱、チクングンヤ熱などのウイルスをネッタイシマカが伝播する力が弱まっていくことだ。

 同研究所は昨年から、ボルバキアを蚊に感染させるプロジェクトの準備に取り組んできた。もともとはオーストラリア人研究者らが始めたプロジェクトだ。

ブラジルでは、「デング熱」の感染力を弱めるための対策が開始されました。

日本でも、ちょっと前に話題になった、「デング熱」が今回のテーマです。


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デング熱とは?

デング熱

デング熱とは、蚊によって媒介する感染症です。 デング熱感染後の潜伏期間は2~15日(多くは、3~7日)。その後、突然の発熱で発症し、頭痛、結膜充血等を伴うことが多くあります。この初期症状に続いて全身の筋肉痛、骨関節痛、全身倦怠感を呈します。発症の3~4日後には胸部や体幹から始まる発疹が出現して顔面や四肢にも広がっていきます。

「デング熱」は、蚊を媒介に感染する感染症です。

刺されてから1週間程度潜伏期間があり、その後、発熱、頭痛などが発症します。そして筋肉痛、さらに発疹が出て顔や手足にも広がる感染症です。


日本国内でのデング熱の感染数は?

<速報>日本国内で感染した17例のデング熱症例

2014年8月26日に約70年ぶりに東京都内で感染したと思われるデング熱症例が報告された。その後も東京都内を中心に海外渡航歴のないデング熱症例が報告され、2014年9月16日現在、124例となっている。

日本でも、3年前に「デング熱」に感染した人が出たとのニュースが発表されました。

2014年10月末までで新たな「デング熱」の感染者はいなくなり、感染者は160名くらいと報告されてました。

世界では「デング熱」の広がり方などはどのような状態なのでしょうか?


世界的にデング熱に警戒強化

温暖化で蚊が北上 デング熱、世界に拡大 (1/2ページ) – SankeiBiz(サンケイビズ)

WHOによると、デング熱の感染報告例は1960年代に年間1万6000件程度だったが、2011年には200万件以上に増大。1960年代には深刻な感染がみられた国はフィリピンやインドなど9カ国のみだったが、現在は100カ国以上に増え、デング熱に感染する恐れがある人口は世界全体で25億人に上る。デング熱はマラリアや日本脳炎など蚊が媒介する病気の中で最も急速に広がっているとされる。

WHO(世界保健機関)によると、「デング熱」の感染報告数が、1960年の1万6000件から、2011年の200万件以上に増加しています。
さらに感染がみられた国も、現在は100か国以上に!

なんと、「デング熱」に感染する恐れがある人口は25億人に上ります!

非常に恐いですね。「デング熱」は蚊を媒介にする病気で最も急速に広がっているそうです。


世界保健機関とは?

世界保健機関(WHO) | 国連広報センター

世界保健機関は1948年に設立され、国連システムの中にあって保健について指示を与え、調整する機関である。WHOは、グローバルな保健問題についてリーダーシップを発揮し、健康に関する研究課題を作成し、規範や基準を設定する。また、証拠に基づく政策選択肢を明確にし、加盟国へ技術的支援を行い、健康志向を監視、評価する。その政策決定機関は世界保健総会で、毎年開かれ、194全加盟国の代表が出席する。執行理事会は保健の分野で技術的に資格のある34人のメンバーで構成される。

「デング熱」の警戒を促している、WHO(世界保健機関)とは、どのような団体なのでしょうか。

世界保健機関は、国連の中にある機関だそうです。このように世界各国に助言、進言できる機関が、世界保健機関です。


WHO(世界保健機関)もデング熱の注意喚起

デング熱の感染リスク 地球温暖化でどうなる? | FOOCOM.NET

地球温暖化によってデング熱の感染リスクはほんとうに高くなるのか? 媒介する蚊の生態などから考えてみる。
WHOは増えるだろうと予測
 8月27日、WHO(世界保健機関)は「地球温暖化が今のペースで進めば、感染症や熱中症がより深刻化し、2030~50年には年間の死亡者が今より約25万人増加するだろう」と発表した。温暖化対策の強化を各国政府に求めたものだが、特に増加すると予測した感染症はコレラ、マラリア、デング熱だ。

国連の機関である、WHOが世界各国に「デング熱」への注意を喚起しています。

このように大きな機関が注意を促しているので、「デング熱」の脅威がよくわかると思います。

なぜ、「デング熱」がそんな急速に広がってしまっているのでしょうか。


温暖化とデング熱の関係性は?

デング熱、温暖化で世界的に感染拡大の恐れ ウイルス運ぶ蚊の生息域が日本列島を北上

実は温暖化に伴って、日本でもデング熱の感染リスクが増えるという指摘は以前からあった。国立感染症研究所の研究では、温暖化にともなって、デング熱の人への感染を媒介するヒトスジシマカ(通称:ヤブ蚊)の分布が東北地方を年々北上していることが判明している。

地球の温暖化問題についてよく耳にすると思います。この温暖化が、「デング熱」にも影響を与えています。

温暖化によって「デング熱」の媒介する蚊の分布地域が広がっています。寒い地域にも生息できるようになってしまいました。

そんな「デング熱」の予防はどうすればいいのでしょうか?


デング熱予防は?

デング熱は怖い病気?―その症状と治療法 | メディカルノート

デング熱の予防はどのようにすればよいでしょうか?

デング熱には残念ながらワクチンがありません。世界中のウイルス研究者たちが一生懸命研究をしていますが、まだ実用化されているものはありません。またマラリアとも異なり、予防薬は存在しません。
したがってデング熱の予防の基本は「蚊にさされないこと」です。

「デング熱」のワクチンはないです…。現時点で実用化されていません。
さらに、予防薬もありません。

そうなると、「デング熱」を防ぐためには、蚊に刺されないことが大切です。


【蚊に刺されない方法】長袖・長ズボン

虫よけ対策 | みんなで防ごう!デング熱プロジェクト

蚊に刺されないための基本は、蚊に刺されにくい服装です。夏場でも「長袖」「長ズボン」など、できるだけ肌の露出が少ない服装を心がけましょう。長袖については、首周りも意外に刺されやすいので、首の開いたものよりも、襟のあるものがおすすめです。長ズボンのポイントは、肌に密着したきつめのものではなく、チノパンなど、肌とズボンの間に空間が多いズボンを選ぶことです。そうすれば、蚊が口針を刺してもズボンを貫通できない、または貫通できても肌まで距離があって刺されずに済む可能性があります。その意味で、厚手の生地のジーパンも有効と言えるでしょう。

蚊に刺されないためには、肌の露出を抑えることが第一です。
さらに、厚手の生地だと蚊の口針が皮膚まで届かない場合があり効果的です。

肌を露出せずに、「デング熱」予防を、さらに、虫よけスプレーなどもありますね。


【蚊に刺されない方法】虫除けスプレー

デング熱対策 虫除けスプレーの選び方 効果があるのはどれ | ハッピーライフ★お役立ち情報

市販されているほとんどの虫よけスプレーの有効成分として使われているのがディート(deet)という成分です。

蚊は、人の皮膚から発散されているごく僅かな量の炭酸ガスを、触覚で感じて寄ってきます。
虫除けスプレーを塗ると、蚊やダニなどの昆虫がよってきた時に、ディートが蚊の触角に入り人が発散する炭酸ガスを感じることができなくなため、人を吸血対象と判断することができず、刺されなくなります。

また、ディートは殺虫剤ではないので、人の健康に重大な被害をおよぼさないとされています。

そして、このディートの濃度が高いほど、効果が持続する時間が長いので、虫除けスプレーを選ぶときは、有効成分のディート(Deet)の濃度をしっかり確認しましょう。

虫除け効果の持続時間は、ディート濃度5%の場合が約90分、100%では10時間だそうです。

ただし、日本では、ディートの濃度は最高12%までと決められています。
医薬品の虫よけがディート濃度が12%まで配合できるのに対して、医薬部外品は10%までです。

蚊に刺されないようにするには、虫よけスプレーも効果的です。

虫よけスプレーにも濃度があるので、自分にあった虫よけスプレーを探してみてください。

長袖、長ズボン、虫よけスプレーで「デング熱」感染予防をしましょう。


今回の放送のまとめ

ワクチンのない「デング熱」、自己予防をしっかりと。


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