検索キーワードは「ウォーターフットプリントを意識して、水の無駄を無くそう」
今回取り上げるニュースはこれ
[toc]
ウォーターフットプリントとは?
「ウォーターフットプリント」を直訳すると、水の足跡です。
つまり、食品、製品などの生産、製造、輸送、消費、廃棄、リサイクルなどのサイクルで使われる、水の量を算定する手法のことです。
「ウォーターフットプリント」は直接的に消費された水も、部品の製造や、原材料の栽培に使用されるなど、間接的に消費された水も算定します。
ウォーターフットプリントの目的は?
「ウォーターフットプリント」を算定することで、トイレなどの水を使用している製品も、直接的に水を使用していないように思える製品も、実際にはたくさん水を使用していることがわかります。
これらの製品を節約することで水の使用量を抑えることができます。
では、実際の「ウォーターフットプリント」はどれくらいでしょうか?
米栽培のウォーターフットプリントは?
白米1キロの「ウォーターフットプリント」は、2,500リットルぐらいになります。 お茶碗一杯分だと、200リットルくらいになります。
思った以上に水を使っていませんか?
1日の食事でかなりの量使っているようです。
では、身近で非常に水を使ってそうな自動車製造の「ウォーターフットプリント」はどのくらいでしょうか?
自動車製造のウォーターフットプリントは?
自動車を1台生産するときの、「ウォーターフットプリント」は、なんと!64トン!
予想以上の量ですね。
なぜ「ウォーターフットプリント」で水の使用量を算定することが大切なのでしょうか?
世界的な水不足
水資源の豊かな日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、世界的には水不足、水汚染の問題が深刻です。
水の問題には、「ウォーターフットプリント」を算定して、水の使用量を抑えることが大切になります。
ウォーターフットプリントの課題は?
「ウォーターフットプリント」は使用された水の量を算定します。
その水が、枯渇している地域の水なのか、豊富に水がある場所の水なのか、それがわかるようになると非常に使いやすくなると言われています。
ウォーターフットプリントを意識した活動
実際に、水の無駄をなくすために、「ウォーターフットプリント」を意識して活動している人が増えています。
ウォーターフットプリントで食品製品を大切に
「ウォーターフットプリント」の結果を考えることで、それらの食品、製品に使用された水の量を知ることができます。
そして、食品を食べる時、製品を使用する時や、捨てる時などに「ウォーターフットプリント」を意識して、大事に食べ使うことを考え実行することが大切です。
「ウォーターフットプリント」は、ものの自粛を促すのではなく、大切に慎重に使用しようと意識するために必要です。
今回の放送のまとめ
「ウォーターフットプリント」で、水を意識することで、物を大切にしましょう。
「ウォーターフットプリント」を算定できる新素材が、東京都のお墨付きをもらいPRされることが決まりました。
聞きなれない「ウォーターフットプリント」とは、どういったものでしょうか?