検索キーワードは「再生可能エネルギーの余剰電力を有効活用、パワートゥガス」
今回取り上げるニュースはこれ
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パワートゥガスとは?
「Power to Gas(パワートゥガス)」とは、再生可能エネルギーを水素にして貯蓄したり使用したりすることです。
なぜわざわざ水素に変換する必要があるのでしょうか?
再生可能エネルギーについて復習しましょう。
再生可能エネルギーの特徴について
再生可能エネルギーは状況に影響されて発電量が増減します。
天気が悪い時の太陽光発電、風がふかない時の風力発電は発電量が減少します。
では、逆に天気がいい時、風が適度に強い時は、発電量が増えますね。
この時、発電量が需要を上回る場合があります。その時に「Power to Gas(パワートゥガス)」が必要になります。
そればなぜでしょう。
再生可能エネルギーの余剰電力について
なんと!ドイツでは実際に、余剰電力を電力会社がお金を支払って使用者に使ってもらっています。
すごくもったいないと思いませんか!
この余剰電力を有効活用するのが、「Power to Gas(パワートゥガス)」です。
パワートゥガスのメリットは?
余剰電力は、蓄電池で貯めたり、ダムを使って貯めたりしています。
しかし、それでも余ってしまうときのために、「Power to Gas(パワートゥガス)」で余剰電力を使い水を電気分解し、水素と酸素を作り出します。
世界でのパワートゥガスは?
「Power to Gas(パワートゥガス)」の先進国であるドイツや、デンマーク、アメリカなどで実際に動いていたり、実験段階だったりします。
ドイツでの「Power to Gas(パワートゥガス)」の実例をご紹介します。
パワートゥガスという効率的な貯蓄方法
ドイツでは、太陽光発電と風力発電の余剰電力を使い水素を作り、その水素を貯蓄する「Power to Gas(パワートゥガス)」を稼働させています。
いいことづくめの「Power to Gas(パワートゥガス)」の課題はあるのでしょうか?
【コスト】パワートゥガスの課題は?
まずは、コスト面の課題が多く言われます。
「Power to Gas(パワートゥガス)」の設備自体のコストが高く、そのため作られた水素も高価なものになってしまっています。
しかし、これは、技術革新で克服することが可能だと思います。
【水素の需要】パワートゥガスの課題は?
さらに、「Power to Gas(パワートゥガス)」で作られる水素の使い道が限られていることも課題の一つです。
水素自動車、燃料電池など使える用途は増えているのですが、これらが普及しているとは言い難いです。 「Power to Gas(パワートゥガス)」で作られた水素の需要が増えることが必要です。
今回の放送のまとめ
「Power to Gas(パワートゥガス)」で積極的に再生可能エネルギーの活用を。
「Power to Gas(パワートゥガス)」という新しい再生可能エネルギーの活用方法の実証実験が始まるそうです。
あまり聞きなれない「Power to Gas(パワートゥガス)」についてご説明します。