検索キーワードは「夢の新エネルギー、人工光合成」
今回取り上げるニュースはこれ
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光合成とは?
光合成は植物の葉っぱで行われる働きで、水と二酸化炭素と太陽光で、栄養素と酸素を作り出すことです。
この光合成が「人工光合成」になるとどうなるのでしょうか?
人工光合成とは?
「人工光合成」の働きは光合成と同じものですが、人工的に光合成を行うので、「人工光合成」です。
では、なぜ「人工光合成」が注目されているのでしょうか。
人工光合成の必要性は?
「人工光合成」は温室効果ガスの二酸化炭素から、酸素とエネルギーを作り出すことができます。
温室効果ガスを減らして、ガソリンなどの化石燃料の変わりになるエネルギーを作る。素晴らしいですね! だから、「人工光合成」は期待されています。
「人工光合成」とクリーンエネルギーの代表格である太陽光発電との違いはどこでしょうか。
太陽光発電について
太陽光発電はその名の通り、太陽の光で発電するものです。
まずは、「人工光合成」と太陽光発電の違いは二酸化炭素を消費するかしないかが違います。
他に、違うところがあるのでしょうか?
太陽光発電と人工光合成の違い
もちろん「人工光合成」と太陽光発電は二酸化炭素を減らすことができるかどうかもですが、生み出したエネルギーを蓄えることができるかどうかが大きな違いです。
蓄えられるということは、直接電気を送電する太陽光発電と違い、「人工光合成」は貯蓄した燃料を運ぶため送電時のロスがなくなります。
人工光合成は、夢の新エネルギー
「人工光合成」は夢の新エネルギーと言われています。
化石燃料の消費を減らし、エネルギーを作り、さらに温室効果ガスを減らすからです。
夢のような新エネルギーですね!
では、「人工光合成」の課題はどのようなところですか。
人工光合成の課題
光合成に必要な「水の完全分解」が、「人工光合成」ではまだまだ実用化できていません。
これは、水の中にある酸素を取り出す触媒の開発が進んでいないことが原因です。
人工光合成の実証試験はいつから?
ノーベル賞を受賞した根岸教授が中心になって、「人工光合成」は国家プロジェクトとして大々的な開発を始めました。
2022年には、「人工光合成」の実証試験に着手する予定です。
実際に、「人工光合成」が使われるのはいつ頃になりそうでしょうか。
人工光合成の実用化はいつころか?
2022年に実証試験を行い、「人工光合成」の実用化は2030年を目標にしているようです。
「人工光合成」の早期開発に期待しましょう。
今回の放送のまとめ
夢の新エネルギー、「人工光合成」の早期開発に期待。
二酸化炭素を消費して、エネルギーの自給を行える住居の実験を開始するというニュースが発表されました。
これは「人工光合成」という技術を使ってエネルギーの自給をする住宅です。
あまり聞きなれない「人工光合成」というキーワードを今回はご説明します。
「人工光合成」の光合成はどういったものでしたか?中学生の時に習ったと思いますが、復習です。