検索キーワードは「パリ協定の前身、京都議定書について」
今回取り上げるニュースはこれ
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京都議定書とは
「京都議定書」は、地球温暖化防止の会議で採択された決め事です。
「京都議定書」の内容はどのようなものだったのでしょう。
京都議定書の概要
「京都議定書」は、先進国だけが温室効果ガスの排出量を抑える約束を取り交わしたものです。
「京都議定書」の「議定書」と、パリ協定の「協定」の違いは?
議定書と協定の違いは?
協定は、法的な拘束力を持っています。議定書は、世界的な約束事のことです。
「京都議定書」より以前の地球温暖化対策はどのようなものがあったのでしょうか?
京都議定書以前の対策について
国連気候変動枠組条約で国際的な取り組みの礎を作り、「京都議定書」で実際に温室効果ガスの排出削減を義務付けました。
国際社会が段階的に地球温暖化対策を行っていることがわかります。
しかし、この「京都議定書」には問題点がありました。
【京都議定書の問題点】途上国について
「京都議定書」には、途上国の排出規制がないことが一番の問題でした。
二酸化炭素の排出量が世界2位の中国も途上国ということで規制がありませんでした。
【京都議定書の問題点】排出権取引について
さらに、「京都議定書」は温室効果ガスの削減が出来なかった国のために、排出権取引の取引ができるようにしていました。
これも、本質的な解決につながらず問題になっていました。
このような問題解消のために、パリ協定ができました。
京都議定書とパリ協定の違い
「京都議定書」と違いパリ協定は、すべての国が温室効果ガス排出量の削減に努力することが決められました。
しかし、今月アメリカがこのパリ協定から離脱すると表明しました。
パリ協定からのアメリカの離脱表明
二酸化炭素排出量世界1位のアメリカが離脱するとパリ協定の存在意味もなくなってしまうと世界各国は懸念しています。
今回の放送のまとめ
地球温暖化を防止するためには、世界各国の長期的な取組みが必須です。
今月初めにアメリカのトランプ大統領がパリ協定から離脱すると表明しました。
このことで話題になったパリ協定、このパリ協定の前身である「京都議定書」についてご説明します。