2017年3月3日 第22回放送 「有効活用しないともったいない地中熱」を分かり易く解説!

検索キーワードは「有効活用しないともったいない地中熱」

今回取り上げるニュースはこれ

Nagano Nippo Web » 地中熱活用 CO2排出量78%減少:長野日報のニュースサイト

地中熱活用 CO2排出量78%減少

諏訪市が市美術館(湖岸通り)で稼働する地中熱活用の冷暖房システムについて、2015年度の二酸化炭素(CO2)の排出量が暖房に灯油やエアコンを使っていた前年度に比べて78・2%減少したことが、市生活環境課のまとめで分かった。

「地中熱」を使った冷暖房システムの導入が広がっています。

地熱ではなく、「地中熱」です。暖かいイメージですか?

有効活用しないともったいない「地中熱」についてご説明します。


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地中熱とは

地中熱とは|有明未利用熱利用促進研究会

地中熱とは

地中約5~10mより深いところは、四季や天候に左右されず地温はほぼ等しくなっています。 そこにある、自然の熱エネルギーを地中熱といいます。 地中熱を取り出し、地上と地中の温度差に相当する自然エネルギーを活用することで、 従来の空気を熱源とする空調システムより環境に優しく経済的な空調システムを実現しています。

「地中熱」は地中の熱のことです。

地中は外気の影響を受けづらく年間通してほぼ同じ温度です。

では、地熱とはなんでしょうか?


地熱とは

地熱とは?|地熱発電について|資源エネルギー庁

地熱とは?

地球の中心部では、5,000~6,000度もの温度があると考えられており、地球は中からたえず暖められています。このような地球内部の熱を「地熱」といいます。

地熱は地球内部の熱のことです。

地球の中心部は5000〜6000度にもなり、温泉なども地熱を利用しています。

「地中熱」はそんなに高温ではありません。


地中熱と地熱の違いについて

地中熱とは? | 地中熱利用促進協会

地球がもっている熱エネルギーが地熱ですので、地中熱は地熱の一部ともいえますが、利用の仕方から見ると、火山に近い場所にある高温のエネルギーを発電等に利用する地熱と、足もとにある恒温のエネルギーを温熱・冷熱として利用する地中熱とは、似て非なるものです。

「地中熱」は地熱の一部と言えるのですが、エネルギーの大きさ、地中の深さなどが違います。

「地中熱」は地中5〜10mの熱で、比較的簡単に利用することができるため注目されています。

地熱は発電などの大きな熱エネルギーに使用されます。


地中熱の活用方法は

地中熱利用システムの仕組み|地中熱(地熱)利用ヒートポンプシステムの設計・設置工事【東邦地水】

地中熱利用システムの基礎知識

地中熱とは、地表からおおよそ地下100mの深さまでの地中にある熱のこと。なかでも深さ10~15m以深の地中温度は、その地域の平均気温かそれよりも少し高い程度で、季節にかかわらず安定しています。この安定した熱エネルギーを地中から取り出し、空調(冷暖房)や給湯、融雪などに利用するのが「地中熱利用」です。

「地中熱」は年間通して地温が変わらないので、夏には涼しく冬には暖かく感じられます。

この特性なので、冷暖房システムとして「地中熱」を利用するケースが増えています。


地中熱のメリットは?

「地中熱」の可能性を探る | NPO法人 国際環境経済研究所|International Environment and Economy Institute | ページ 3

 地中熱利用システムは、二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出がほとんどないため、地球温暖化対策になります。また、東京や大阪など過密な都市では、夏のヒートアイランド現象が問題になっています。地中熱利用ヒートポンプのメリットは、冷暖房の排熱を外気に排出せず、地中に排熱するため、ヒートアイランド現象を抑制する効果があることです。夏は地中に放熱し、冬は地中から熱を採るため、年間を通して熱バランスが取れます。今後、土壌環境に配慮しながら、地中熱利用システムの一層の普及を図るべきでしょう。

「地中熱」を利用した空調設備は、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出がほとんどないことも特徴です。

パリ協定などで二酸化炭素排出ゼロを目指している昨今は、「地中熱」利用の空調システムが注目されています。

実際に、「地中熱」を利用している事例をご説明します。


地中熱の活用事例

ローソン、最新の省エネ店舗をオープン 電力使用6割削減 – ITmedia ビジネスオンライン

店舗のバックヤードなどにタブレット端末を設置し、フィルター清掃などの日常の省エネにつながる業務を実施するように通知。また、電力使用のピークとなる時間帯には、空調の運転抑制や照明の調整などを実施するように通知し、承認すると自動で実施する。

 建物の形状にも最新の設備を取り入れた。勾配のある天井と自動開閉する換気窓によって、店内の空気を自然に循環できるようにした。太陽光と太陽熱を取り入れる天窓や、床下の地中熱を利用する設備も取り入れ、空調効率を向上させている。空調設備は、コンビニでは初採用の除湿式放射パネル空調。効率的に熱を伝えることができる。

東京に、「地中熱」を空調設備に利用したコンビニがオープンしました。

住宅・施設に「地中熱」の空調設備を導入すると、節約・節電できます。

このように、今後は「地中熱」が身近なものになりそうです。


今回の放送のまとめ

「地中熱」を利用して節約・節電に活かしてみませんか。


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