2017年1月20日 第16回放送 「環境と財布に優しいオフグリッド」を分かり易く解説!

ミタデンの「なるほど!そうだったのか!」

検索キーワードは「環境と財布に優しいオフグリッド」

今回取り上げるニュースはこれ

電気代ゼロ! 100%自家発電、オフグリッド生活に挑む5人のパイオニアに学ぼう。

2011年3月11日の東日本大震災による原発事故。電気のあり方について考え直した人も多いのではないでしょうか。電気は有限なもので、それを作り出すには背景に高いリスクもあることを知るきっかけになりました。

ひとりひとりが使わない電気をこまめに切る、無駄に使わない、そんな気持ちを持つだけでも違ってくるはずです。

なかでも、原発事故をきっかけに100%自家発電の家に住む、オフグリッド生活を送る人たちが話題になっています。グリッドとは電力会社の送電網のこと。つまり電力会社の送電を断ち、電気を自給している人たちです。

今回は「オフグリッド」です。先週はスマートグリッドでしたが、今回は「オフグリッド」です。

スマートグリッドは、賢い電線です。
では、「オフグリッド」とは?


[toc]

オフグリッドとは

オフグリッドとは | 電力自由化をわかりやすく【エネスケが行く】突撃!隣の電気料金

オフグリッドとは、電力会社などから電気が送られてくる送電線と繋がっていない状態のことを言います。グリッドとは送電線のことで、そのグリッドと繋がっていないという意味からオフグリッドという言葉が生まれました。

「オフグリッド」は、簡単に言うと電線を無くすこと。
つまり電線を無くし、電力会社からの電気を使わないことです。

そうなると「オフグリッド」では、どのように電気を使うのでしょうか?


オフグリッドと自然エネルギー

オフグリッドとは|事業紹介|トーラス株式会社

グリッドとは送電系統(電線を伝って電力会社から家などに送られる電力網)を指し、その送電系統と繋がっていない状態(オフ)の電力システムのことをオフグリッドと呼びます。
オフグリッドは電力会社の電力に頼ることなく、身近にある太陽光や風力などの自然エネルギーを電力に変え、使用する事ができます。
環境に負担をかけない自然エネルギーを主電源とし、電気の自給自足を可能にするため、どんな場所でも安定した電源を確保できる画期的なシステムです。

電力会社の電気を買わないし使わないので、自然エネルギーで発電しそれで生活することが「オフグリッド」です。

以前ご紹介したZEHもネット・ゼロ・エネルギーでしたが、ZEHとの違いはどこでしょうか?


ZEHとの違い

メンドクサイけどお得な話: ゼロ・エネルギー住宅の向こう側

ゼロ・エネルギー住宅と聞くと、
自宅で発電した電気を蓄電池に溜めて、
太陽の出ていない時間帯は蓄電池に溜めた電気を使い、
電力会社から電気を買うこと無く生活をする家を
イメージされている方が意外に多いことです。

実はこの、電力会社から電気を買わずして生活できる家は、
オフグリッドと呼ばれます。

電力供給のグリッドから離脱している、というイメージでしょうか。
究極系かもしれません。
言わば、ZEHの向こう側の仕組みです。

「オフグリッド」はZEHより進んだものです。
ZEHは太陽光発電が動かない夜は電気を買っていますが、「オフグリッド」は夜でも電気を買いません。

ZEHは広く普及し始めていますが、「オフグリッド」はまだまだ身近なものとは言い難いです。
それは、「オフグリッド」が抱える問題があるからなのです。


オフグリッドの問題点

オフグリッド(電気代ゼロ、電気自給)生活を目指した家づくり

蓄電池によって、昼間の太陽が発電した電気を蓄えておくことができます。

その電気を夜に使うということです。

これによって、一日中、自宅で発電した電気を使うことができるのです。

しかし現在は蓄電池の性能が悪く価格が高いという状況にあります。
電気を蓄えておくためにはそれなりの電池が必要ですが、普通の電池であっても放電するなどしてしまいます。

すべての電気が確実に蓄えればいいですが、すべての電気がロスなく充電できるわけではありませんし、時間と共に電気量は減っていきます。

また、一番の難点は高額であることです。

「オフグリッド」には、太陽光発電や風力発電などの自然エネルギーが不可欠です。
これらは発電できない時があり、発電した電力を蓄えておく必要があります。
そのために蓄電池が活躍しますが、この蓄電池は、性能が悪く高価だという問題点があります。

環境に優しい「オフグリッド」を理想の暮らしと考えている方が多くいるのも事実です。


オフグリッドのこれから

アーキポート オフグリッドハウス 田中 優  環境活動家・未来バンク事業組合理事長・ap bank監事

オフグリッド住宅は自由になるための住宅だ。電気の送電線網(グリッド)につながっている限り、その暮らしは自由ではない。たかが発電のために命懸けになるような発電インフラが推進されるのも、人々がオフグリッドは不可能だと思い込まされているせいだ。自給できるとき、人々は束縛の鎖から解放される。

技術開発が進んで、「オフグリッド」を実現できるようになるとより良い生活ができると思います。


今回の放送のまとめ

環境と財布に優しい「オフグリッド」が、実現できるのもそう遠くないかも。


広告:企業版オフグリッドを目指しませんか

ミタデンでは、発電から蓄電、電力消費までを1つの流れとした設備プランをご提供いたしております。企業版「オフグリッド」を目指してみませんか。お気軽にお問い合わせ下さい。


番組へのご意見・ご感想・取り上げて欲しいテーマなどお寄せ下さい

毎回抽選で5名の方に、見た目にもカッコいい「USBケーブル」をプレゼント
※当選者の発表は発送をもって変えさせていただきます。

お名前
※必須
住所
※必須
-

電話番号
メールアドレス
※必須
再度メールアドレスをご記入ください
※必須
番組へのご意見・ご感想
取り上げて欲しいテーマなど
※必須