ミタデンの「なるほど!そうだったのか!」
検索キーワードは「デマンド」
今回取り上げるニュースはこれ
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デマンドとは
「デマンド」は、一般的な家庭用ではなく、ビル、工場などの業務用の電力使用量、電気料金を決定するときに必要になります。
そもそもなぜ家庭用と業務用で電力契約が違うのでしょうか?
家庭用と業務用の電力契約の違い
企業は家庭より、電気の使用量が多いので、使った分の単価を抑えられるが、変圧設備やメンテナンスが必要で基本料金が高く設定されています。
それでは、家庭用と業務用の基本料金はどうやって決めているのでしょうか。業務用は最初にご説明したように、「デマンド」で設定されます。
では、家庭用電気料金の決め方はどうしているのでしょうか。
家庭用電気料金の設定方法
このようにご家庭で契約しているアンペア数を下げると電気料金は下がります。生活スタイルより低いアンペア数にするとブレーカーが落ちてしまいます。
続きまして、業務用の電気料金設定方法の「デマンド」についてご説明します。
業務用電気料金の設定方法
契約月から過去に12か月分のデマンド値で最も大きな値で、基本料金が決定します。
つまり、一度でも大きなデマンド値が計測されると1年間高い基本料金での契約になってしまいます。
家庭用はブレーカーが落ちるぐらいで済みますが、業務用は違います。
しかし、逆に言うと、デマンド値を抑えることで、電気料金も抑えることができます。
今すぐできるデマンド値抑制方法
デマンド値は30分間の使用した電力の平均なので、エアコンを段階的に起動するなどで、デマンド値を抑制することができます。
さらに、最近は「デマンド」抑制機能が付いたものも出てきています。
デマンド抑制機能
今後、「デマンド」抑制機能が付いた商品が増えると思いますが、「デマンド」のこと電気料金のことを理解して、自社に合った方法を確認してみてはいかがでしょうか。
今回の放送のまとめ
企業の電気代は「デマンド」料金をよく理解して、賢く電気代を節約しましょう。
今回のキーワードは、「デマンド」です。
聞きなれないと思いますので、まずは「デマンド」とは何か、どういったときに使われるのかをご説明します。