ミタデンのなるほど!そうだったのか!

COP26について④

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2021年12月31日放送

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今週のお便り

COP26について④

では、今週も先週に引き続きCOP26についてお話ししますね!
パリ協定後、やはり気温の上昇幅を1.5℃にすることを目指すべきとなりましたね。
はい。COP26では「では、どうすればいいのか?」という点に関心が集まりました。
COP26

英国グラスゴーで、10月31日に始まった国連気候変動枠組条約第26回締約国会議 (COP26) は11月13日に終了しました。 気候変動の悪影響を回避するのに必要な水準に至るためには、今から2030年までの10年間の取り組みが重要という意味で「決定的な10年間」、その最初のCOPという意味でCOP26が注目されていました。

引用:https://bit.ly/3ElUKOl
COP26の成果文書として「グラスゴー気候合意」というものを採択しました。
どのような内容なんですか?
グラスゴー気候合意

合意では、2100年の世界平均気温の上昇を産業革命前に比べて1.5度以内に抑える努力を追求することが盛り込まれた。最大の争点となった石炭火力発電(注1)では、合意文書案の「段階的廃止(phase-out)」の表現に対し、インド、中国が反対し、「段階的に削減(phasedown)」と表現を弱めるかたちでの合意となった。なお、非効率な化石燃料への補助金は「段階的に廃止(phase-out)」と明記された。
また、同合意では、全ての国は2022年に2030年までの排出目標(国が決定する貢献:NDC)を再検討し、強化することに合意。さらに、パリ協定の実施指針(ルールブック)についても、未決定要素だった同協定6条(市場メカニズム)に関する基本的な基準について合意に達し、これによってパリ協定が完全に運用されることとなった。同合意は、2020年までに先進国が開発途上国へ年間1,000億ドルを共同で動員するという目標については、達成されていないことに深い遺憾の意を表すとし、先進国は早急にかつ2025年までに達成するよう求めるとした。

引用:https://bit.ly/3yUNzvu
いろいろ盛り込まれている感じはしますね。けっこう進んできているんじゃないですか?
そうですね。特に石炭火力発電所に関しては意味のある合意だったのではと思います。
石炭火力発電の環境負荷

火力発電は化石燃料を燃やすためCO2を排出しますが、なかでも石炭火力発電は最もCO2の排出量が多い発電方法です。 火力発電の1つであるLNG火力発電に比べて、石炭火力発電は2倍以上のCO2を排出します。日本の石炭火力発電は海外の石炭火力発電と比べてCO2の排出量が少なくなっていますが、まだまだ環境負荷が大きいのです。 CO2は、地球温暖化を促進する温室効果ガスの1つであり、地球温暖化や気候変動問題を食い止めるために世界中で削減が求められています。

引用:https://bit.ly/33UUutf
石炭火力発電を段階的に減らしていくということで合意になったんですね。
当初は「段階的に廃止」だったんですが、反対する国があったんですよね。
それでも、国連の気候関連の合意文書が言明するのって初めてじゃないですか?
ですね!世界が力を合わせて行動し続けると確認できたことも大きな成果だと思います。

今日も一つ、環境に関する知識が増えましたね。

『ミタデンのなるほど!そうだったのか!』とは?
太陽光発電をはじめ、環境に優しい取り組みを目指している株式会社ミタデンがお届けしています。環境についてもっと楽しく、分かりやすく興味を持ってもらえるようなラジオ番組です。『ミタデンのなるほど!そうだったのか!』の放送日はMBCラジオで毎週金曜の9:14頃から!ぜひ、お聞きください!
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