大気汚染の歴史
今週から二週に渡って日本の大気汚染についてご説明しますね。
はい!よろしくお願いします。
大気汚染は外国で話題になってる印象です。
大気汚染は外国で話題になってる印象です。
そうですね。まず今週は、日本の大気汚染の歴史をご説明します。
明治時代の大気汚染
欧米を目標とする近代化が進められたことによって、日本各地で大気汚染が発生しました。
銅精錬行や製鉄業、紡績業などの規模が拡大した結果、明治から大正にかけて、深刻な大気汚染が問題となったのです。
特に東京や大阪といった大都市では、町工場が集中し、大正時代になると火力発電所も立地されるようになったことから、大気汚染が急速に進行しました。
この時期には自動車が乗られるようになったため、さまざまな要因が重なり複合的に大気汚染が生じました。
銅精錬行や製鉄業、紡績業などの規模が拡大した結果、明治から大正にかけて、深刻な大気汚染が問題となったのです。
特に東京や大阪といった大都市では、町工場が集中し、大正時代になると火力発電所も立地されるようになったことから、大気汚染が急速に進行しました。
この時期には自動車が乗られるようになったため、さまざまな要因が重なり複合的に大気汚染が生じました。
日本の大気汚染は明治時代に始まりました。
ふむふむ。
明治の近代化で製造業の規模が大きくなったことで大気汚染が発生しました。
第二次世界大戦後の経済発展で大気汚染が
第二次世界大戦後、他国に類のない経済発展を遂げたわが国は、さらに深刻な環境汚染を経験することとなり、大きな社会問題となっていきました。これらの問題に対処するため、公害対策基本法(1967年(昭和42年)制定)をはじめとする環境法が整備され、公害の克服に相当な成果を上げました。
そして、第二次世界大戦後に経済発展しましたね。
そこでも大気汚染が問題になりました。
そこでも大気汚染が問題になりました。
大気汚染は経済発展で発生することが多いですね。
戦後の日本は急激に発展する
高度経済成長期、経済の発展を示す”経済成長率”は年平均10%を超えていました。
「生産」「消費」活動が行われることによって、1人あたりの賃金も増え、生活が豊かになるという大きな進歩があったということですね。
「生産」「消費」活動が行われることによって、1人あたりの賃金も増え、生活が豊かになるという大きな進歩があったということですね。
さらにさらに、そのあと、日本は。
高度経済成長期!
経済発展と大気汚染は密接な関係でしたね。
高度経済成長期でも大気汚染が深刻になります。
高度経済成長期でも大気汚染が深刻になります。
死ぬよりつらい大気汚染被害
高度経済成長の中での大気汚染は深刻でした。被害の深刻な地域では、時には汚染のため五十メートル先が見えない時もあったと言われています。
こうした中で、深刻な呼吸器障害の患者がたくさん出るようになりました。
こうした中で、深刻な呼吸器障害の患者がたくさん出るようになりました。
深刻な大気汚染で死ぬよりつらいと言われる呼吸器障害の患者が多数出てしまいます。
そんな…。
急成長で、水質汚濁、自然破壊も
1973年の第1次石油危機(オイルショック)の発生まで、日本経済は高度経済成長を続け、1960年代後半の実質経済成長率は10%を超えていました。この間、エネルギー需要は拡大を続け、1965年~1974年の10年間に2倍強、1955年頃から見れば実に7倍に増大しました。
この時期は、大気汚染のみならず、水質汚濁、自然破壊、新幹線などによる騒音・振動などの問題も日本各地で顕在化し、深刻度を増していきます。
この時期は、大気汚染のみならず、水質汚濁、自然破壊、新幹線などによる騒音・振動などの問題も日本各地で顕在化し、深刻度を増していきます。
大気汚染だけではなく、水質汚濁や自然破壊も発生してしまいます。
そうなりますか。大気だけ汚染されるわけじゃないですもんね。
はい、ここから色々な問題が明るみになります。
四大公害について
戦後の高度経済成長期に重化学工業化が急激に進み,各地で産業公害が多発。大きな社会問題となった。公害とは,企業の生産活動や人々の生活の中で発生する有害物質,大気汚染,騒音などにより,人々の健康や生活環境が損なわれることである。なかでも,熊本・新潟の水俣病,富山のイタイイタイ病,三重県の四日市ぜんそくは,その被害の大きさから四大公害病と言われる。
有名な四大公害病です。
はい、知っています。
大気汚染と水質汚濁などで社会問題になる公害病が各地で発生しました。
公害対策基本法制定
公害対策を総合的,統一的に行うために定めた法律。各企業の事業者や政府,地方公共団体の公害防止についての責務を明らかにすると同時に,公害防止についての施策の基本事項を定めることによって,公害対策の総合的な推進をはかろうというもの。
そこで、公害対策基本法という法律で公害対策を進めようとしました。
そうですね。法律で決めないといけないですね!
省資源省エネで大気汚染の減少
環境庁の発足を契機に公害対策の必要性が民間企業にも広がりました。石油ショックによって省資源・省エネルギーへの取り組みが進み、産業公害型の大気汚染が減少する一方で、都市・生活型の大気汚染が増加。
法律ができたことや、石油ショックなどから、省資源省エネへの取り組みが進みました。
お!いいですね。
そうです。産業公害型大気汚染が減少しました。
産業公害型?なんですか?
これまでの大気汚染は収束しますが…。
別の形での大気汚染が増加してしまいます。
別の形での大気汚染が増加してしまいます。
なんですと!!
- 出典
-
- https://beautyofnature-association.com/contamination/history/
- https://www.erca.go.jp/yobou/taiki/rekishi/index.html
- https://www.juku.st/info/entry/933
- http://aozora.or.jp/answer/%EF%BD%88istory
- https://www.erca.go.jp/yobou/taiki/rekishi/03.html
- http://kwww3.koshigaya.bunkyo.ac.jp/wiki/index.php/%E5%9B%9B%E5%A4%A7%E5%85%AC%E5%AE%B3%E7%97%85
- http://note.masm.jp/%B8%F8%B3%B2%C2%D0%BA%F6%B4%F0%CB%DC%CB%A1/
- https://www.erca.go.jp/yobou/taiki/kangaeru/history/01.html
一度は収まりを見せた大気汚染が、形を変えて増加してしまいます。
次回は現在の大気汚染についてご説明します。
次回は現在の大気汚染についてご説明します。
- 1大気汚染の歴史
- 2日本の大気汚染の現状