プラスチックごみの現状について
以前も、プラスチックごみについて取り上げましたね。
はい、最近非常に話題になっているので、またご説明しますね。
よろしくお願いします!
ビニール袋(ポリ袋)を間違えて食べるウミガメ
人間が海にポイ捨てしたビニール袋を、ウミガメは誤飲してしまうのです。
世界中に生息するウミガメの半数が、誤ってゴミを食べてしまっていると言います。
誤飲したプラスチックは分解されず、ウミガメの体内に蓄積されます。結果、彼らの命を奪うことに繋がるのです。
世界中に生息するウミガメの半数が、誤ってゴミを食べてしまっていると言います。
誤飲したプラスチックは分解されず、ウミガメの体内に蓄積されます。結果、彼らの命を奪うことに繋がるのです。
まずは復習から。
ビニール袋をクラゲと間違って食べてしまうウミガメが多いんでしたね。
ビニール袋をクラゲと間違って食べてしまうウミガメが多いんでしたね。
そうですね。
プラスチックごみで命を失っていまうウミガメがいるというショッキングなニュースでした。
プラスチックごみで命を失っていまうウミガメがいるというショッキングなニュースでした。
小さくなっても、なくならないマイクロプラスチック
プラスチックは、熱が加えられたり太陽の光があたったりすると、もろく砕けやすくなります。日のあたるベランダに長いあいだ出しておいたプラスチックのプランターが、簡単に割れてしまうのとおなじことです。
流木や海藻なら、微生物などの働きでやがては分解され、二酸化炭素や水などに戻っていきます。ですが、プラスチックは、いくら小さくなっても、分解してなくなることはありません。しかも、小さなプラスチックは、海の生き物がえさと間違えて食べてしまうことがあります。海の生態系への影響が心配されています。
「海は、捨てられたプラスチックの袋小路」と表現する研究者もいます。ごみは、適切に処理しなければ、行きつくところは海です。人間の作りだしたプラスチックが、長いあいだ地球の環境を汚し続けるのです。
流木や海藻なら、微生物などの働きでやがては分解され、二酸化炭素や水などに戻っていきます。ですが、プラスチックは、いくら小さくなっても、分解してなくなることはありません。しかも、小さなプラスチックは、海の生き物がえさと間違えて食べてしまうことがあります。海の生態系への影響が心配されています。
「海は、捨てられたプラスチックの袋小路」と表現する研究者もいます。ごみは、適切に処理しなければ、行きつくところは海です。人間の作りだしたプラスチックが、長いあいだ地球の環境を汚し続けるのです。
ビニール袋などのプラスチックごみは太陽光などで、
もろくなり砕けて小さなマイクロプラスチックになります。
もろくなり砕けて小さなマイクロプラスチックになります。
小さくなるけど、なくならないプラスチック!
そうですね。小さくなると海洋生物が誤飲する確率も高まりますね。
そんな中、さらに衝撃のニュースが発表されました。
そんな中、さらに衝撃のニュースが発表されました。
海中のプラスチックごみが魚の重量を超える!
海はすでに1億6500万トンものプラスチックで埋め尽くされている。それはギザの大ピラミッド25個分の重さに相当する。
エレン・マッカーサー財団が世界経済フォーラムと協力し作成した調査書によると、2050年までに、海中のプラスチックの重量は魚の重量を超えると予測されている。
理由の1つとして、プラスチックの使用が過去50年間で20倍も増えたことが挙げられる。しかもその量はいまだに増え続けている。
エレン・マッカーサー財団が世界経済フォーラムと協力し作成した調査書によると、2050年までに、海中のプラスチックの重量は魚の重量を超えると予測されている。
理由の1つとして、プラスチックの使用が過去50年間で20倍も増えたことが挙げられる。しかもその量はいまだに増え続けている。
2050年には、魚より、海中のプラスチックごみの重量が重くなると予想されています!
えー!そうなんですか!
プラスチックごみが急激に増加してるんですね。
プラスチックごみが急激に増加してるんですね。
先ほどもご説明したように、
プラスチックごみは自然には減らないので、増える一方なんです…。
プラスチックごみは自然には減らないので、増える一方なんです…。
マクドナルド、欧州で紙のストロー導入へ
マクドナルドは16日までに、英国とアイルランドの店舗で使用するストローをプラスチック製から紙製に切り替える方針を発表した。英国では既に、一部のレストランチェーンがプラスチック製ストローの使用を中止しており、マクドナルドもプラスチック汚染との戦いに加わった形だ。
紙ストローへの切り替えは一部店舗などでの試験運用を経て、9月から実施される。
紙ストローへの切り替えは一部店舗などでの試験運用を経て、9月から実施される。
そこで、マクドナルドが今年の9月から
プラスチックストローを紙ストローに切り替える方針を発表しました。
プラスチックストローを紙ストローに切り替える方針を発表しました。
今年の9月!来月ですよ。来月。
そんなにもプラスチックごみ問題は大問題なのですね。
そんなにもプラスチックごみ問題は大問題なのですね。
そうなんです。
実際に、プラスチックストローは相当な量使用されています。
実際に、プラスチックストローは相当な量使用されています。
膨大な数のプラスチックストローが使用されている
世界中でも毎日,十億本以上もプラスチックストローが使用されています.そして数えきれない程の量が最終的に海へたどり着いています.そして海洋動物に誤飲されていきます.
毎日十億本も!?
大変な量ですよね。
それでしたら、1日も早く紙ストローに切り替えないと!
紙ストローの問題点は?
紙ストローの課題は(1)コストの高さ、(2)耐久性の低さ、(3)粉の出やすさ――の3点だ。
「紙製ストローは、製造コストがプラ製の4~10倍かかるため、比例して価格も高く、導入企業の原価を圧迫するだろう。強度にも問題があり、20~30分間水分に浸しておくとふやけ、飲んでいる最中に飲料が外に飛び出す危険性もある」と指摘する。
「トイレットペーパーの芯などと同様、原紙を巻いて製造している特性上、紙の粉なども生じやすい。粉が中身に溶け出して品質が悪くなることも考えられる」という。
今後は外資系企業を中心に、いったん紙製ストローに切り替えたものの、問題が生じてプラ製ストローに戻す企業が出てくる可能性もあるとしている。
「紙製ストローは、製造コストがプラ製の4~10倍かかるため、比例して価格も高く、導入企業の原価を圧迫するだろう。強度にも問題があり、20~30分間水分に浸しておくとふやけ、飲んでいる最中に飲料が外に飛び出す危険性もある」と指摘する。
「トイレットペーパーの芯などと同様、原紙を巻いて製造している特性上、紙の粉なども生じやすい。粉が中身に溶け出して品質が悪くなることも考えられる」という。
今後は外資系企業を中心に、いったん紙製ストローに切り替えたものの、問題が生じてプラ製ストローに戻す企業が出てくる可能性もあるとしている。
しかし、紙ストローにもデメリットがありました。
コストが高いこと、耐久性の問題など、結構ハードルが高い問題ですよね。
コストが高いこと、耐久性の問題など、結構ハードルが高い問題ですよね。
確かに、耐久性にこだわるとさらにコストがかかりそうですし…。
コストを抑えて、不衛生になったら元も子もないですよね。口をつけるものですからね。
コストを抑えて、不衛生になったら元も子もないですよね。口をつけるものですからね。
しかし、紙ストローにしかできないメリットもあります。
紙ストローは印刷ができます。
紙ストローは印刷ができます。
印刷?それってメリットですか?
紙ストローにしかできないメリットもある
紙製にしかできない大きなメリットがあります.それが広告です.プラスチックストローにプリントはできませんが,紙製ストローなら企業のロゴなどをプリントでき,企業は1.5セントで広告ができるというわけです.
印刷ができると企業ロゴなどを入れることができますね。
あ!広告を載せることができるんですね。
はい、環境に配慮した会社だと思われるでしょうし。
広告主にはいい話だと思いますよ!
広告主にはいい話だと思いますよ!
そこでコストを捻出するわけですね。
未来が開けてきた気がします!
未来が開けてきた気がします!
- 出典
-
- https://grapee.jp/294933/2
- https://www.oa.u-tokyo.ac.jp/learnocean/news/0003.html
- https://www.businessinsider.jp/post-577
- https://www.cnn.co.jp/business/35120951.html
- https://marineplastic.net/responses/seattle_plasticstraw_ban
- https://www.msn.com/ja-jp/money/news/%E3%83%97%E3%83%A9%E8%A3%BD%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%81%AF%E3%80%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A7%E3%81%AF%E5%BB%83%E6%AD%A2%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%AA%E3%81%84%E3%80%8D%EF%BC%9F-%E5%9B%BD%E5%86%85%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%8C%E4%B8%BB%E5%BC%B5%E3%81%99%E3%82%8B%E7%90%86%E7%94%B1/ar-AAzXPY9#page=2
では、次回は日本のプラスチックごみ対策の取り組みについてご説明します。
- 1プラスチックごみの現状について
- 2日本のプラスチックごみ対策