江戸時代はどんな時代?
今月は「江戸時代の日本から見る循環型社会」についてお話しします。
はい、江戸時代は大丈夫ですが、循環型社会?
循環型社会については次回以降にお話ししますね。
まずは、江戸時代がどういった時代だったのか、どのような生活だったのかをご説明します。
まずは、江戸時代がどういった時代だったのか、どのような生活だったのかをご説明します。
江戸時代とは
徳川家康が征夷大将軍に任じられて江戸に幕府を開いた慶長8 (1603) 年から 15代将軍慶喜の大政奉還によって王政復古が行われた慶応3 (1867) 年にいたる 265年間,江戸が政治の中心であった時代。
江戸時代は1603年から1867年までの265年間にわたる時代のことです。
はい。関ヶ原の戦いで徳川家康が勝って幕府を開いたんですね。
そうです。
鎖国とは
鎖国とは、急に開始された訳ではなく、段階を踏んで行われていきます。1616年にヨーロッパ船の寄港を平戸、長崎に制限。1624年にはスペイン船の来航を禁止。1633年には奉書船(ほうしょせん)といって朱印状に加えて老中の許可を貰った船以外の海外渡航禁止します。その2年後には、日本人の渡航や日本人の帰国までも禁止。島原の乱の後の1639年にはポルトガル船の来航を全面的に禁止し、1641年にオランダ商館を長崎の出島に移転させて鎖国体制の完成となります。
江戸時代の日本は鎖国で外国から閉じられた社会でしたね。
数ヶ所だけ貿易が許されていたんですね。
平和な江戸時代
日本には長期間に渡り平和状態が維持された時期が2度もあるんです。
これ、世界の歴史の中でも類を見ないほど珍しい現象なのだとか。
ヨーロッパの歴史を見ても、中国、インドの歴史を見てもこれほど長期平和を維持した歴史はないのだそうな。
奇跡的な事ともいえるのかもしれません。
まずは平安遷都から保元・平治の乱までの平安時代。
およそ350年続いた貴族政権です。
まさにこの国の歴史の中で一番長く政権が続いた時代。
そして二つ目は、徳川家康が築いた江戸開幕から幕末維新にいたるまで、250年間続く江戸時代。
これ、世界の歴史の中でも類を見ないほど珍しい現象なのだとか。
ヨーロッパの歴史を見ても、中国、インドの歴史を見てもこれほど長期平和を維持した歴史はないのだそうな。
奇跡的な事ともいえるのかもしれません。
まずは平安遷都から保元・平治の乱までの平安時代。
およそ350年続いた貴族政権です。
まさにこの国の歴史の中で一番長く政権が続いた時代。
そして二つ目は、徳川家康が築いた江戸開幕から幕末維新にいたるまで、250年間続く江戸時代。
鎖国で閉じられた江戸時代は長期にわたり戦争がない平和な時代でした。
今も、戦後73年くらいですか。
200年以上も平和な珍しい時代、誇らしい時代だったのですね。
200年以上も平和な珍しい時代、誇らしい時代だったのですね。
そうです!そんな時代が長く続けられたことは奇跡と言ってもいいかもしれませんね。
江戸は世界最大の都市
俗に江戸は“100万都市”といわれますが、これは人口調査の対象に含まれていない武家や寺社の人口が町人と同じくらいの約50万人と推定して合わせて「100万人」というわけです。最盛期の江戸の人口は110~130万人だったとも!
世界に目を向けますと、1801年のロンドンは人口およそ86万人、パリはおよそ54万人と推定されており、100万都市・江戸は北京などとならんで世界の都市のなかでトップクラスの人口を持つ大都市でした。
世界に目を向けますと、1801年のロンドンは人口およそ86万人、パリはおよそ54万人と推定されており、100万都市・江戸は北京などとならんで世界の都市のなかでトップクラスの人口を持つ大都市でした。
平和な江戸時代の人口は3000万人くらいで変動がなく、
そして中心都市「江戸」は100万人が暮らしていたと言われています。
そして中心都市「江戸」は100万人が暮らしていたと言われています。
ふむふむ。日本全体の30分の1ですね。
はい。ロンドンやパリよりも多く、世界最大の都市でした。
そんな世界最大の都市のエネルギー事情はどのようなものだったのでしょうか。
そんな世界最大の都市のエネルギー事情はどのようなものだったのでしょうか。
現代の日本は輸入大国
日本のエネルギー自給率はわずか6%。これはOECD加盟34か国中、2番目に低い水準です。
また電力についても、発電のためのエネルギー源を海外からの化石燃料に依存しており、東日本大震災以降、その割合は急激に高くなっており、第一次石油ショック時よりも厳しい状況です。
また電力についても、発電のためのエネルギー源を海外からの化石燃料に依存しており、東日本大震災以降、その割合は急激に高くなっており、第一次石油ショック時よりも厳しい状況です。
復習ですが、現代の日本は…。
輸入大国です!
しかし…。江戸時代は、鎖国をしていました。
あ!輸入が…。
江戸時代はエネルギー輸入ゼロ
江戸時代の約250年間は鎖国をしていましたから、海外からは何も輸入せず、エネルギーもすべて国内だけでまかなっていたのです。
そうですね。江戸時代はエネルギー輸入ができません。
あら、大丈夫だったんですか?日本は。
大丈夫だったんです!
そうか、大丈夫だったから、現代の私たちがいるのか。
まあ、そうですね。
- 出典
-
- https://kotobank.jp/word/%E6%B1%9F%E6%88%B8%E6%99%82%E4%BB%A3-36918
- http://www12.plala.or.jp/rekisi/sakoku.html
- https://www.imd-net.com/blog/2016/02/28-180626/
- https://edo-g.com/blog/2016/01/population.html/2
- http://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/energy_policy/energy2014/kadai/
- https://www.japanfs.org/ja/news/archives/news_id027228.html
江戸時代は国内のエネルギーだけで日本をまかなっていました。
その秘密を次回ご説明します。
その秘密を次回ご説明します。
- 1江戸時代はどんな時代?
- 2江戸時代は循環型社会
- 3エネルギーを使わない江戸時代
- 4身近な食材の再利用実例