世界の食糧問題について
今月は、世界で懸念されている食糧問題について取り上げます。
よろしくお願いします。例えばどういうことですか?
将来予測されている食糧危機
今年6月、英ロイズ銀行のシンクタンクが発表した研究報告によると、’50年までに世界の人口は約90億人に達し、穀物価格が高騰。世界各国で食料を奪い合う暴動や騒乱が日常的に起こり、核保有国であるインドとパキスタンの緊張が高まる。各国でクーデターや内乱が起きるとも予測されています
近い将来懸念されている、人口増加に伴う食糧不足のことですね。
ほう。日本では人口が増えていないのに、世界では増加するんですね。
はい、現在世界にはどのくらいの人がいるか知っていますか?
世界の人口は76億人
2017年半ば現在、世界の人口は約76億人となっている。その数は伸び率を縮めながらも、年々増加を続けている。現時点での増加率は1.1%。毎年およそ8300万人が増えている計算だ。
世界の人口は76億人です。
ほー。
さらに、年々増加中です!
開発途上国で人口が急増
2050年には93億人に達すると見込まれています!先進国では1億人の増加にとどまる一方で、途上国では27億人が増えるとも予想されています。
そして、2050年には93億人になると予想されています。
ふむふむ。23年で17億人くらい増えると。
そうですね。そのほとんどが開発途上国の人口増加です。
世界の11%の人が飢餓に苦しむ
世界の飢餓人口:8億1500万人(以下は地域別の内訳)
・アジア:5億2000万人
・アフリカ:2億4300万人
・ラテンアメリカとカリブ海諸国:4200万人
世界の飢餓人口の割合:11%
・アジア:11.7%
・アフリカ:20%(東アフリカは33.9%)
・ラテンアメリカとカリブ海諸国:6.6%
・アジア:5億2000万人
・アフリカ:2億4300万人
・ラテンアメリカとカリブ海諸国:4200万人
世界の飢餓人口の割合:11%
・アジア:11.7%
・アフリカ:20%(東アフリカは33.9%)
・ラテンアメリカとカリブ海諸国:6.6%
現時点で世界の11%の人が飢餓に苦しんでいると言われています。
11%!?
はい、9人に1人です。
なんてこった。将来じゃなくて、すでに食料が足りていませんよ!
世界では十分な穀物生産量がある
毎年世界では、約25億トンの穀物が生産されていて、もしこれが世界に住む73億人に平等に分配されていれば、1人当たり年間340キログラム以上食べられることになります。日本人が実際に食べている穀物は、年間159キログラム。
いいえ、食料は足りているのです。
またまた。
さらに穀物以外も生産しているのでもっと余裕があるはずです。
えー。
- 出典
-
- https://nikkan-spa.jp/1012748
- https://forbesjapan.com/articles/detail/16724
- http://nantokashinakya.jp/sekatopix/article020/
- http://ja.wfp.org/news/news-release/170915
- http://www.hungerfree.net/hunger/food_world/
世界で足りているはずの食料が、足りていない地域があるのはなんででしょうか。
次回は、その原因についてお話しします。
次回は、その原因についてお話しします。
- 1世界の食糧問題について
- 2食糧問題の原因
- 3世界の食糧の現状について
- 4日本の食糧問題について